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■ つば甚

美しい四季と美味珍味に恵まれた
金沢だからこそできる、旬の素材と
鮮やかな趣向が心をとらえます。

風格を感じる玄関 松尾芭蕉ゆかりの茶室「是庵」
つば甚」の創業は宝暦二年(西暦1752年)。
代々加賀百万石前田家のお抱え鍔師であった三代目甚兵衛が営んだ小亭、塩梅屋「つば屋」が始まりとされています。
初めは友人知人ではありましたが、商いを始めるや、藩主はもとより藩内の重臣、文人、墨客も訪れ、
明治の元勲・伊藤博文など各時代の主役達が訪れた料亭です。
 
一月の加賀懐石
新春の加賀懐石
小鯛の唐蒸し・前菜の盛り込み・天然ぶりの刺身・蟹
 
オカラと鯛のミスマッチが素晴らしい 蟹の子は最高の珍味 人参は初日の出をイメージ?
鯛にオカラと大地の恵みを詰め込んだ
鯛の唐蒸し
地元の橋立港に上がった
蟹の内子と外子
お椀は春らしく
大根で作ったチョウチョを飾って
 風光第一楼      隠されたストーリも味のエッセンス

金沢の中でも寺町台は昔からの風情が残る一角です。
つば甚の横の諏訪神社には、「三光さん」という月待ちの神事が1633年から伝わっています。東北に向い見晴らしのよい寺町台では、陰暦7月26日二六夜の下弦の月が地平線に昇る時、月の光が二つ、三つの光りとなり、やがてまた一つの光りとなり、人の心の中に阿弥陀如来として現れるという神事です。
いまでは未明といえどもネオンの光が輝きとても月の光が仏に見えることはありませんが、まだまだ子供達に受け継がれていくことでしょう。
   伊藤博文が愛した「月の間」とは、
  金沢の座敷の特徴の紅殻(べんがら)を使った赤い壁・高い天井が格式を感じさせ、金沢城から拝領した窓枠がはめてあります。
書院からは月を観賞することが出来、「月を愛でる書院」といいます。
明治の元勲・伊藤博文はこの部屋からの眺望をことのほか愛し「風光第一楼」という揮毫(きごう)を残しています。
月の間・市内を眺望できるサロンと月を愛でる書院
テーブルは満月を形どつている。
建てられた時代はさまざまですが、11ある部屋にはそれぞれに物語が隠されています。
例えば、松尾芭蕉が泊まったという「吟風亭」、
高山右近が作ったといわれるキリシタン灯篭、その横のつくばいは海の百万石といわれオーストラリアのタスマニヤやロシアまで通商していたといわれる豪商・銭屋五兵衛が所有していたもの。
茶室の是庵は芭蕉が句会を催した茶室。
鶴の間には家伝の鍔が飾られ、縁側の板は北前船の床板、
ぼくも参加した今年の月見の宴で広間に飾られた屏風は俵屋宗達作でした。

つば甚は、それぞれの部屋にそれぞれの道具に歴史を感じさせる料亭です。
キリシタン灯篭
 一年の集大成 「おせち作り」    12月31日の一こま
一つ一つ手作りでおせちは詰められていきます。
多数の人に届けられるため衛生面も気を付けています。
梱包するおねえさんも大忙しです。
新鮮な物を早くお届けしょうと全社員総出で
 
詳しくは つば甚のHPへ
http://www.tsubajin.co.jp/