のぶチャンの一口メモ! φ(.. ) φ(.. ) メモしておこうd(^-^)ネ! φ(..
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ブリは出世魚といわれ、大きさによって呼び名が変わります。
東京では、 稚魚を ワカシ → イナダ → ワラサ → ぶり
関西では、 ツバス → ハチメ → メジ → ぶり
金沢では、 こぞくら → ふくらぎ → がんど → ぶり
これだけ憶えただけで、今日ここにきた甲斐はアッタよ! (^-^;)
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イナダって、なに? |
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今年は例年になく、たくさん作れました。 |
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もともとは、加賀藩三代目前田利常の時代(1605年頃)に作り始めたもので、
夏は魚の鮮度が落ちやすく、新鮮なものが食べられなくなるため冬に捕れるブリを塩漬けし干して保存しておいたものを夏に食べるという、生活が生んだ保存食でした。
毎年7月には、江戸の将軍のもとへ献上品として贈られ、その珍味が徳川家光に大変愛でられ賞賛されました。 以来今日に至るまで最高級の珍味として又夏を呼ぶ食材としてのお中元の高級進物として最上の物として喜ばれてきました。
片身で2万円を越えるほどの最高級品であり、その生産数は少なく年々希少価値が増しています。
薄くスライスしてそのままいただくのですが、口に入れた瞬間から濃縮された芳醇な香りと、野趣豊かな味が口からノドヘ鼻へと抜けて行きます。
一度機会がありましたら、御賞味下さい。
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なぜ、イナダは高いの? |
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もともとは冬に捕れるブリを夏に食べるための保存食でした。でも時がたち食の必然性が生んだ「イナダ」は「食文化」として洗練され「食の芸術品」に変貌を遂げました。
冬の天然ブリは、あぶらがタップリとのり、それはそれはおいしい物です。
ただしそれは生で刺身で焼物で食べればの話しです。あぶらののったブリを塩漬けし干し上げれば( ̄^ ̄)ト-ゼンあぶらが乗っている分、身にあぶらが浮いてきます。これが最悪です。いわいる脂が回った状態です。生で食べるとおいしいアブラが最低の邪魔者となってしまいます。
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食べ方・調理法 |
養殖のブリが最低の素材だと分っていただけますか。
素材は、夏ヤセした、アブラののっていない、、肥えた太ったブリ?
(神が創られしイナダ)
アブラが邪魔者としたら、アブラののっていない夏ヤセ?した、でも身はしっかりと肥えた天然ブリを使うのが最高の素材となります。
そんなのが、あるか! とクレームの嵐が聞こえてきそうです。
あるわけないですよね。普通。
この相反する命題を解決できるブリ、「イナダ」を創り上げる最低条件とは、何百本、何千本に一本の割合である時もあれば、一年間まったくない時もあります。
まさしく神が金沢のほうを向いて微笑んだ時、神の御技のみが「イナダ」を創り上げます。
女性でいえば、ウエストがキュ~と締まっていてスレンダーだけど出るべきところはバ~ンと出ている・・・・・
【ああ!セクハラ! せくはら! 最低!
by:外美恵(のぶチャンの奥さん)】
失礼しました。 m(_ _)m
2年前は、のぶチャンの元に10本しか集まりませんでした。
3年前は、ゼロ!
4年前は、3本!
あれば幾らでも自分は売る自信があります。
作っている職人さんも「いいもの」を作りたいのです。
でも、作るには、材料・「夏ヤセしたブリ」がいるのです。 |
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まずはブロックに分けます |
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一気に力をいれて |
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お好きな大きさにカットして、 |
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皮をむきます |
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