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光と影と音のページェント 金澤体験紀行・本段2
光と音が織りなす幻想空間 ・夜の兼六園ライトアップ
第二の舞台は、重要文化財「成巽閣」を使って行われました。
「成巽閣」は12代藩主の奥さんの隠居所として建てられた大名屋敷で一般公開もされています。 二階から障子越しに佳人が横笛を吹き、 「天空から降る笛の音。誘われて見上げれば障子の影で佳人の妙なる笛」との設定でした。
さて最後の舞台は、新設なった「船之御亭」(ふなのおちん)にて 屋形船の形をした御亭(休息所みたいなもの)の中から胡弓の音が哀愁を帯びてこぼれてきます。 胡弓って、 (・・?)ナゼ? こんなに切ない音なんでしょう d(^-^)ネ! 「弦を擦る旅芸人の思い」がモチーフだそうです。 うんうん(^-^) ナットク
光と影との明暗と「三味」「横笛」「胡弓」の奏でる音が、非常にマッチしていて「泉鏡花」的な耽美派とは言い過ぎとしても、とても幻想的な世界が園内にかもし出され別世界にいる感覚に襲われました。 園内に静かに染み渡る演奏が、その場面を見ていなければ、例えば木々の蔭の中にいても、まるで「空から降ってくる」ように感じられました。 惜しむなくは、よく喋るオバちゃんの声と携帯電話の音だけが現実へと引き戻す目覚し時計のベルとなっていた事でした。
金沢ギャラリー 美味しん坊通信 トクトク大事点 近江町限定版
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