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輪島の干物:おいしさの秘密
おいしさの秘密
◆輪島の干物の美味しさ2つの秘密 1 日本三大魚醤のひとつ”白”いしるを使っております 魚醤といえば世界的にはナンプラーやニョクマムが有名ですが、日本にも伝統的な魚醤があります。それが日本三大魚醤で、秋田のしょっつる、香川のいかなご醤油、そして石川県の奥能登で作られている”いしる”があります。 いしるってクセがありすぎてちょっと・・・という方も多いですが、騙されたと思って一度食べてみて下さい! これっていしる?と思うくらい黒い色はついていません。 なぜなら”白”いしるだから。 輪島には白いしると言われるいしるがあります。本当にクセも臭みもない! 魚の美味しさだけが前面にでています。 いしるの語源は諸説ありますが、魚のことを古語で「いお」や「い」といいその汁が転訛して「いおしる」→「いしる」になったという説が一般的なようです。 腐敗を防ぐため仕込みは11月~3月の寒い時期に行われ、1年以上かけて熟成させます。 いしるは様々な食材と相性がよく、料理の隠し味として最適です。 うまみの素となる総遊離アミノ酸が醤油やナンプラーなどに比べると非常に多く含まれていることが分かっています。 抗酸化性を示す物質や、低分子のペプチド、さらに血圧上昇抑制物質の存在も確認されており、ヘルシーで安心安全な調味料として見直されています。 2 輪島朝市について 1000年以上の歴史がある全国の朝市の中でも大規模な朝市。 神社の祭礼日などに生産物を持ち寄って物々交換しあったのが市の始まりと言われています。 室町時代には毎月4と9の付く日に市が開催されるようになり、明治時代には毎日市が立つようになり今に至ります。 通称「朝市通り」と呼ばれる360mの商店街で200以上もの露店が店を出しており、新鮮な海産物をはじめ、採れたての野菜や干物、民芸品などが並んでます。 |