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創業:大正初期 |
設立;昭和26年2月1日
昭和38年 中央店オープン
昭和48年 宇ノ気店
昭和52年 みなみ店
昭和59年 太田店
昭和63年 みなみ店リニューアル
平成3年 宇ノ気店リニューアル
平成6年 高松店
平成8年 桜田店
平成13年 ベル福光店
創業以来、以上のように着実に業容を拡大してきたカジマートですが、さまざまな競合店が進出してくるなかで、こだわりの商品、価格競争はしないという方針を貫いてこられました。
また、20年前、お多福のお好みソースの販売に石川県で初めて取り組まれてヒット商品として定着させるなど、進取の気風にあふれた社風を持っておられることを感じました。 |
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報告者の鍛冶専務 |
レストランも併設している |
店内の様子 |
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なかでも商品政策には特別のこだわりを持っておられ、従業員さんと一緒に試食を行ない、全員が納得をしてからお客様へ販売するという地道な姿勢を貫いてきました。
こうして定着してきたおいしくて品質の良い商品は単価が高くても、不景気でも売れることを実証しておられます。ごまドレッシング、かつおだし、酢、豆腐、小豆、無添加みそ、マヨネーズ、アイスコーヒー、いち早く取り組まれた有機野菜、なかでも桜田店の集客に大きく役立った電子イオン水はポリタンクに一日2,000本販売されるなど、健康、本物志向、製造方法にもこだわった安全な商品を常に開発し、環境問題へも積極的に取り組んでおられます。
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大手の出店 |
競合店のおかげで強くなった
)大手A社の進出
ドレミ・スタンプ会(100円で1.7円のスタンプ・バック)で対抗
)平成6年 B・C社の出店
野菜・肉を半値で販売され、15%~20%の売上ダウン
↓
対抗して半値販売
↓
3ヵ月で終戦せざるをえなかった : 経済的理由
↓
方針転換:「うちはうちのやり方で!」 半年後、売上前年並みに戻る
)平成9年 大手ディスカウンターD社進出
価格競争はしない → ややマイナスで推移 B・C社は廃業
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こだわりの商品
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7時を過ぎると売り切れ続出
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胡麻ドレッシングは戦略商品
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「秀」へのこだわり(先代社長の食道楽から派生) |
大手と同じ土俵では戦わない
)高いカジマート
一品あたりの価格:石川平均200円・当社220円
価格競争からの回避・ワザワザ買いにきていただける「高価値の商品」作り
ex.お多福のお好みソース:20年前から販売・朝岡の香辛料
)高価値だが無名商品の開発・定着
①従業員・パートに食べさせて、納得させての販売
②お客様に試飲・試食させての販売・啓蒙
ex.「胡麻ドレッシング」野菜にかけないで試飲させた
高いから売れないの常識がくつがえった
③商品知識の従業員への教育・普及
5年間かかった
④有機野菜へのこだわり
16年前、北海道「大地の会」のジャガイモが最初
通常150円を280円で販売 → 高くて販売不振 → コロッケで販売
バブルの頃、定着
野菜の価格は、3割アップまでが限界 ・ 調味料の価格は、倍までOK
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桜田店の全景
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草原牛乳
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オイシカッタニャー~(=^・・^)ノ>゜)##)彡
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新たなる挑戦 |
)金沢・桜田店・新規出店(平成8年)
住宅が少なく、アパート多い・半径2.5Kに5店のスーパー(オーバーストアー)
誰もが出店を断った店を出店
①カード戦略
オープン時、半径10Kにチラシ10万枚配布 → 経費増大が負担に(2ヶ月後)
カード戦略に切替
ポイント制・月一回のダイレクトメール・チラシの廃止(3年めに実施)
②電子イオン水販売(平成12年6月)・ポリタンクに一日2,000本販売
現状:半径500mに200軒の民家 → 平日が弱い
日祭日には、小松・富山からも来店 → 商圏拡大
サティー・マルエーの出店で競争激化中
)富山・福光店・新規出店(平成13年)
日本一安い一品あたりの商品単価(170円)
ディスカウンターになれた県民性 → 知らずに出店
オープン時、6割引では動かず(富山市内9割引が日常)
「胡麻ドレッシング」 「豆汁」「豆腐」 は、定着(普通品・豆200Kで1000丁・豆汁400丁)
)これからのカジマート
①地域の食生活に貢献する
②有機野菜に代表される「安全」「環境」「ゴミ」への視点
健康、本物志向、製造方法にもこだわった安全・安心な商品を常に開発
ex. バラ売り・ 商品として 門前・山形のSPF豚・南部鳥など
③対面販売の強化
人と人・コミニュケーションの重視・昔の八百屋・魚屋を目指す
ex.お客さんの名前・家族構成を知っての呼びかけ
④電子イオン水の普及
設備投資800万がネック
質疑応答より
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)レストランを併設の理由
商品の再利用、付加価値を付ける、商品の開発など
)店によって売れるものが違う(太田店、みなみ店、福光店)
要因:地域の町の成立状況
ex. 新興住宅・旧市内など
この報告は、6月21日・石川県中小企業同友会の兼六支部6月例会をレポートしたものです。 |
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